2002年度ネッツカップ開幕戦が筑波サーキットで開催された。今年のアルテッツァ参戦体制はレギュラードライバーの石原選手、青木選手に加え、昨年の優勝経験者でシリーズ5位の川崎選手、またGT、S耐等で活躍中の菊池選手を迎え、より強力な布陣で臨むことになった。

 迎えた3月2日の予選では、狭い筑波で完璧なアタックを成し遂げた#37川崎選手が2番手とわずか0.08秒差で幸先よくポールポジションを獲得した。苦手なコースでのP.Pだけに今後に期待大だ!
 #29菊池選手も6番手ながらタイム差はトップからわずか0.3秒のコースレコード、決勝の追い上げに期待が高まる。 #36青木選手は終始オーバーステアに悩まされコースアウトしながらも激走アタックを続け17番手につけた。

 翌日の決勝は気温はやや低めながら好天に恵まれた中でのスタート。P.P#37川崎選手は完璧なスタートでトップのまま快調に周回を重ね#29菊池選手、#36青木選手もポジションキープのまま前車のスキをうかがう。しかし4週目を過ぎた頃、中断グループで単独クラッシュ発生、3周のペースカーランとなりこれが一気にレースの流れを変えた。

 そして再スタート!トップの#37川崎選手は突如オーバークールに見舞われ必死に持ちこたえるも、ついに4番手からからすさまじい勢いで追い上げてきた#23井入選手にトップを明け渡す。6番手走行中の#29菊池選手も度重なる激しいデッドヒートの末、なんと1コーナーで接触!ピットまで戻ったがそのままリタイヤとなってしまった。


 結局そのままの順位でゴールし、川崎選手はセーフティーカーランが何とも悔やまれる惜しいレースだったが初戦、しかも自称「一番苦手な筑波」での嬉しい2位表彰台となった。チーム監督兼ドライバーの#36青木選手は最後まで暴れるマシンを気合と根性で抑え込み徐々に順位をアップ、汗をいっぱいかきながら13番手でレースを終えた。

 

予選 

順位

車番

ドライバー

車 名 ベストタイム

1

37 川崎 俊英 クローバートムスアルテッツァ R 1'03.270

2

22 佐々木 孝太 MAX ラムズ アルテッツァ R 1'03.350

3

34 峰尾 恭輔 ネッツ兵庫・アルテッツァ R 1'03.362

6

29 菊池 靖 クローバートムスアルテッツァ R 1'03.594

17

36 青木 良介 クローバートムスアルテッツァ 1'06.024
 

決勝 

順位

車番 ドライバー 車 名 周回 トップ差

1

23 井入 宏之 真神MAXラムズアルテッツァ 25 ---

2

37 川崎 俊英 クローバートムスアルテッツァ 25 0'02.820

3

22 佐々木 孝太 MAX ラムズ アルテッツァ 25 0'03.089

13

36 青木 良介 クローバートムスアルテッツァ 25 0'47.240

R

29 菊池 靖 クローバートムスアルテッツァ 13 12Laps


2002.3.3 TSUKUBA
2002.3.24 SUZUKA
2002.5.4 FISCO
2002.5.19 MOTEGI-Joy耐
2002.9.15 MOTEGI
2002.11.24 FISCO