結局、全体的にはレインのままの選手が多い中、、#37川崎選手は後半はドライになると読み、上位陣の中では唯一、一か八かのスリックにチェンジ!石原、青木両選手はレインタイヤでスタートすることにした。
そしてグリーンシグナル!
「まさかっ!!」であった。4番手の川崎選手が動かない・・・。激しいホイールスピンをしながらもスタートを切るが、どんどん後続に飲み込まれていく・・・。1周目を終えた時点で8番手、2周目にはなんと12番手まで落ちてしまった。一方の青木、石原選手は、無難なスタートを決め共に16番手、18番手を走行。コースが濡れている序盤にプッシュしたい青木、石原両選手と、今はガマンの川崎選手であった。
しかし、そのタイヤ選択が判断ミスと分かるまでそんなに時間は要しなかった。12周レースの半分を終えてもいっこうに乾かない路面。スリックタイヤでコースにとどまるだけでも至難の業に近い状況だった。その間にレインタイヤを履くトップグループはどんどんマージンを広げ、やっとスリックで勝負出来る状態になったのは、残り3周の時点であった。ファステストラップに近いタイムを連発しプッシュし続ける川崎選手。11周目で10番手に復帰!最終ラップでは一気に2台を抜き去り8番手まで挽回するも「時すでに遅し!!」序盤に失ったマージンを取り返すには時間が足り無すぎた。
一方の石原、青木両選手は序盤の難しい路面の中、随所で激しい攻防を展開!石原選手は巧みに宿敵ウェッズ軍団を抑え込み、青木選手は#88 田ヶ原選手と好バトル!路面が乾き始めてからはボロボロになったレインタイヤと格闘し、川崎選手のお株を奪う毎周ドリフト状態で見事走り切った。 |