久々のレースレポートでスイマセン!
すっかりさぼっているうちにシリーズもすでに後半戦、残すところあと3戦というところまで来てしまいました。今年は今ひとつスッキリしない結果が続いていましたが、前戦仙台ハイランドでは2台が表彰台に立ち遅まきながらやっと復活の兆しが見えてきました。シリーズポイントではすでに厳しい状況になっていますが、その分プレッシャーも無いので、残り数戦は暴れまくる予定です!(笑)

 ということで迎えた第8戦、場所は栃木県のツインリンクもてぎで開催されました。
レースウェークはやっと連日の残暑から解放されたものの、金曜日から日曜日まで一貫して雨が降ったり止んだりのぐずついた天気。この気まぐれな天候に最後まで悩まされることになるとは・・・。

 今回はレギュラードライバーの#37号車 川崎選手に加え、#29号車に石原選手、#36号車には久々に登場の青木選手、計3台体制で望んだ。


 金曜日のフリー走行では、#37川崎選手のマシンにミッショントラブルが発生。予選を前にして急遽載せ替えることになった。石原、青木両選手は、各部のチェック作業に追われながらも順調にメニューをこなし、翌日の予選に備えた。
 迎えた予選、依然として天気はスッキリしないしないが、雨を期待していた川崎、青木両選手の願いもむなしくコースは完全ドライ。各車スリックタイヤでタイムアタックを開始する。 
 計測を開始して間もなく他チームがどんどんタイムアップしていく中、なかなかタイムが上がらないCRTAチーム。緊張が走るが、セッション終盤になってやっと川崎選手が4番手に上がってきた。さらにアタックを仕掛けるかと思ったが、そのままピットロードへ・・・。シフトリンケージの調子が悪いらしくそのまま終了となった。シフトミスが無ければ12秒台も狙えただけに残念な結果に終わる。

 石原選手は出場車中一番周回を重ね、精力的にアタックを続けたが、4周目に出したタイムを上回ることは出来なかった。一方、青木選手はというと、前日からのセッティングでスタビライザーの変更が裏目に出てしまい、ライバル(?)のウェッズ軍団2台に遅れを取ってしまう悔しい予選となってしまった。

 今ひとつの予選結果に土曜夜は各ドライバーが鋭気を養い、一夜明けた決勝。天気は朝から雨!
青木、川崎両選手の喜ぶ顔がそこにはあったが、ヴィッツレースも終わる頃には雨が上がり始め、アルテッツァのコースインの時には路面こそまだ水しぶきが立つほど濡れているものの雨は完全に上がっていた。
 コースインの時こそ前車レインタイヤを履いていたのだが、スタート前の焦点は、「いつ頃乾き始めるのか??」になっており、グリッド上ではジャッキアップして最終決断を待つドライバーで溢れていた。

 結局、全体的にはレインのままの選手が多い中、、#37川崎選手は後半はドライになると読み、上位陣の中では唯一、一か八かのスリックにチェンジ!石原、青木両選手はレインタイヤでスタートすることにした。

 そしてグリーンシグナル!
「まさかっ!!」であった。4番手の川崎選手が動かない・・・。激しいホイールスピンをしながらもスタートを切るが、どんどん後続に飲み込まれていく・・・。1周目を終えた時点で8番手、2周目にはなんと12番手まで落ちてしまった。一方の青木、石原選手は、無難なスタートを決め共に16番手、18番手を走行。コースが濡れている序盤にプッシュしたい青木、石原両選手と、今はガマンの川崎選手であった。

 しかし、そのタイヤ選択が判断ミスと分かるまでそんなに時間は要しなかった。12周レースの半分を終えてもいっこうに乾かない路面。スリックタイヤでコースにとどまるだけでも至難の業に近い状況だった。その間にレインタイヤを履くトップグループはどんどんマージンを広げ、やっとスリックで勝負出来る状態になったのは、残り3周の時点であった。ファステストラップに近いタイムを連発しプッシュし続ける川崎選手。11周目で10番手に復帰!最終ラップでは一気に2台を抜き去り8番手まで挽回するも「時すでに遅し!!」序盤に失ったマージンを取り返すには時間が足り無すぎた。
 一方の石原、青木両選手は序盤の難しい路面の中、随所で激しい攻防を展開!石原選手は巧みに宿敵ウェッズ軍団を抑え込み、青木選手は#88 田ヶ原選手と好バトル!路面が乾き始めてからはボロボロになったレインタイヤと格闘し、川崎選手のお株を奪う毎周ドリフト状態で見事走り切った。


 レース後の川崎選手は、判断ミスによる結果に意外とサバサバした表情。レースにタラレバは無いが、あと数周あれば挽回も可能だっただけに今回は不運としか言いようがない・・・
 石原選手は、課題を残したものの納得の表情。そして、今回一番楽しんだのは青木選手。結果は二の次にしてCRTAの原点である走る楽しさを十分満喫した今回のレースは、レース後の表情に表れていた。

 次回第9戦はMINEで開催されますが、CRTAは全車お休みし、最終戦の富士制覇に向けて気合を入れ直します! (4台エントリー、新カラーリングの噂も・・・乞うご期待!!)
応援よろしくお願いします!

 第8戦もてぎフォトギャラリー

予選 

順位

車番

ドライバー

車 名 ベストタイム

1

22 佐々木 孝太 乱人MAXラムズALTEZZA 2'12.454

2

23 井入 宏之 真神MAXラムズΩアルテッツァ 2'12.728

3

5 小林 敬一 五次元ネッツ神戸ALTEZZA 2'12.947

4

37 川崎 俊英 CRTA・トムス・アルテッツァ 2'13.131

20

36 青木 良介 CRTA・トムス・アルテッツァ 2'16.687

23

29 石原 邦夫 CRTA・トムス・アルテッツァ 2'17.757
 

決勝 

順位

車番 ドライバー 車 名 周回 トップ差

1

22 佐々木 孝太 乱人MAXラムズALTEZZA 12 ---

2

23 井入 宏之 真神MAXラムズΩアルテッツァ 12 0'01.046

3

20 デーブ 岸 hp@Tg・FK/アルテッツァ 12 0'10.835

8

37 川崎 俊英 CRTA・トムス・アルテッツァ 12 0'23.903

15

36 青木 良介 CRTA・トムス・アルテッツァ 12 1'05.668

17

29 石原 邦夫 CRTA・トムス・アルテッツァ 12 1'47.502


2002.3.3 TSUKUBA
2002.3.24 SUZUKA
2002.5.4 FISCO
2002.5.19 MOTEGI-Joy耐
2002.9.15 MOTEGI
2002.11.24 FISCO